今日の昼うどん㉕「東村山 きくや」
今日は東村山の「きくや」です。
東京都内で武蔵野のうどんの本場と言えばこの辺なのでしょう。ちょこっと遠征です。
近くを西武多摩湖線が走っています。そういえば武蔵野のうどんのお店は、西武線の沿線に多いですね。黄色い電車でうどん巡りもいいな。でも駅から遠いお店が多いんですよね。
今日のお店もなかなか駅から遠いようです。東京都の東村山浄水場の近くです。
お店の隣の畑に3台分駐車スペースがあります。
店正面。いい雰囲気ですね。
お店には割烹着のおばちゃん4人。茹でるおばちゃん、運ぶおばちゃん、洗うおばちゃん。所狭しと働いてらっしゃいます。
メニュー表記が特徴的ですね。シングルの「L」で3玉のうどん。そこから「LL」4玉、「3L」5玉と増えていくそうです。
きました
つけ麺うどん 5L 肉汁 天付 です
武蔵野のうどんとしては、並かちょい細めくらいの太さのうどん。色はうっすらグレーです。
添えられた天ぷら(冷)
太い竹の腕が年季入ってます。つけつゆはあっさりとした味わいの濃口醤油がキリリと辛いやつです。標準的な武蔵野のうどんの汁といった素朴な旨さのものでした。
薬味皿にはホウレンソウとネギ、生姜、わさび。
長いうどんは表面の凹凸にツユがよくからみます。硬さとしてはハードタイプの麺になりますが、細めなのでゴワついた感じはなく、つるつるといけます。
東村山の長閑な多摩、武蔵野の景色に馴染むお店で食べるうどんは、やはりお店の雰囲気通りの、素朴で飾り気のない旨いうどんでした。
若い経営者による新しい武蔵野のうどん店が増えていく中。昔からの姿が色濃いお店でうどんを食べ、なんか武蔵野のうどんの原点に触れた気分になりました。
あれ、隣の畑のおっちゃんたちは、割烹着のおばちゃんの旦那なのかな。